僕にとって #ヴイアラ のこの1年は何だったのか、ヴイアラ1周年に寄せて #宇宙星人

はい。

ヴイアラが4/14をもって発表会から1周年を迎えたということで。めでたい。おめでとうございます。

書くのに時間がかかり過ぎてもう5/30なので1周年からも更に1ヶ月半経ってしまっていますが、
ともあれ、この記事は、ヴイアラの1年間が僕にとってどのようなものだったのかを振り返ってみようという記事です。

4~6月

この頃はあくまで「アイマスの3.0VSIONの展開の先鋒として注目している」という感じで、それほど熱心には見ていなかったですね。

発表会当日の言及がこんな感じ。


ハッシュタグが変わる前だし、イが大文字なのには気付いてるけど後ろのヴをまだ間違ってるし、色々と味わい深い図。

これが全員デビューという最善の形で達成されたのは本当に良かった。

ぜひ頑張ってほしいじゃないぞ。 10ヶ月後には他ならぬお前が頑張ってるんだぞ。

当初の印象とはちょっと違う方向に転がっていきはしたものの、これ自体は変わらなかった。

このころは既に書いた通りそれほど熱心という感じではなく、各初配信とかはコメントせずに流し見だった気がするし、公式レッスンも見てなかったはずで。
明確に見た記憶が残っているのって、初配信を除いたら愛夏の腹筋謝罪会見くらいかもしれない。

実は僕が宇宙のメンバーシップ入ったのって初めてのメン限配信(2023/6/20)の前日なのだけれど、この時もどちらかといえば「あまり熱心に見てるわけじゃないけど、初回を見る機会があるのに見逃すのも…」と思って登録していた記憶があります。
まあこのころすでに熱心だったら自分の傾向から考えるとメンバーシップ始まった瞬間に入ってるはず。

その初回のメン限が存外に楽しかったという感想はとても良く覚えているので、それで宇宙の気になり度がまた一段上がったのでしょう。

7~8月

7月度レッスンは公式chでやっていたものは見たけど、各候補生のchでやっていたどの曲を歌うかを決める配信までは見ていなかったのでまだそれほどには熱心にはなっていなかったはず…
の割に7/9のメン限配信で、第1回四半期評価*1で書いたメッセージを読まれてびっくりしてる。チョロいな俺。


アイマス歌枠は見てる。

このころには歌声の高音成分の伸びが魅力的だなあとは思っていた記憶がある。

渡辺量先生の曲って技術的に上手に歌うより、まっすぐ素直に歌ったほうが合う曲が多いと思うのだけれど、 その中でもTwilight Skyという曲はその歌詞も相まって特にその色が強いと思っていて、宇宙は良い選択をしたなと今でも思います。

7月下旬はミリact-2やシャニの我儘なままで土日が埋まっている隙間を縫ってヴイアラを見ていたので、その反動で8月はちょっと見る頻度が減っていた…
ような錯覚がしたけどonly upと漢字でGOって8/5か。全然リアルタイムで見てたわ。

9月

9月。
いろいろありましたね、9月。

まずはAC6。 僕が初めてまともに遊んだアーマードコアはAC4*2、そこからACVDまでやっていて、AC6でまさに墓場から蘇ってきたタイミングだったので自分の中ではかなりアツかったわけですが、まさか宇宙がやるとは思わず。
バルテウスまでで一段落になっているので気が向いたら続きもやってほしいところ。

次に宇宙の誕生祭。 愛夏のときは家で見ていたので初めてnamco TOKYO現地に行ったわけなのだが、楽しかったですね。
同接1700人条件はなかなかもう一度は勘弁していただきたいところだけれどもw

そして何より9月度レッスン。

9/10の自己分析配信とか、デレSOLの日曜の朝に名古屋のホテルで見るというだいぶハードスケジュールだったにも関わらず見ていたので、この時点で既にかなり入れ込みつつあったことがわかります。

www.youtube.com

そこから9/17の1on1(初参加)、9/25の9月度レッスン後編。
ここまで来るともうすっかりドはまりしてましたね。

それこそ後編の配信直前にこんなクソ長文章を書いていたり。

後編の宇宙の発表の直後、立派なクソやば入れ込みオタク*3の図。

上水流宇宙の"プロデュース"として何をしたのか

9月の時点でもうドはまりしていたのは書いた通りであって、10月以降についても同様の形式で書くと「ほぼ全部見た」しかなくなるので、
ここからはちょっと切り口を変えて、ヴイアラのファンコミュニティ外にも見える形として何をしたのかについて。

上水流宇宙discordを始めとしたヴイアラdiscordへの参加

いきなり外に見えないじゃん、というツッコミを受けそうですが、これより後に全部効いてるので前置きとして。

上水流宇宙discordの主宰であるつきゆびくんはファミエリくんを通じてヴイアラ以前から名前をお互いに認識している程度の知り合いだったので、上水流宇宙discordの存在は設立当初より知っていたんですが、実際に参加したのは9/19。

アイラブ歌合戦でのヴイアラのぼり企画に出資するのを決めたときでした。

アイラブ歌合戦でのヴイアラのぼり企画の後方支援 という名のそそのかし

これ。

twipla.jp

自分でやるかどうか、と思っていた矢先につきゆびくんがやると言い始めたので、分散して両倒れになったら元も子もないし、後方支援*4に回るかと。

何か記念品的なものが作れたら、という話になっていたので、

  • 月並みだけどミニのぼりという手はあるよ、と提案
  • 適当にミニのぼりの受注生産をしている業者をリストアップ
  • 業者の価格表をもとに、 全体製造数*5とその製造数のときの製造単価から出る総費用と、
    ミニのぼりが欲しい人の人数*頒布単価から出る総収入を比較して、
    欲しい人が何人でいくらにして何個作ったときに収支がどうなるかを算出するスプレッドシートを雑に組んで提示
  • 出資者が何人で、欲しいと言ってる人が何%くらいなので最終的に何人から何人の間くらいになりそうか、という概算のやりかた、感覚
  • アイラブ歌合戦当日現地での渡し方法の雑な立案
  • 出資者名の名前を書くときにどれくらいの面積が必要になりそうかの概算
  • あとは万が一赤字になったときに、どこまでならその赤字分を自分で出せると思えるかだよ、という踏ん切りの付け方の伝授 という名のそそのかし

あたりをしていました。

ミニのぼりの実物がこれ。
SサイズとMサイズがあり、一定数を境にSサイズよりMサイズのほうが製造単価が安くなるので、欲しい人数の見積もり次第でSサイズとMサイズのどちらにするべきか、みたいな判断のしどころがあり、最終的にはMサイズになった。

イラストの依頼や発注データの制作や実際のミニのぼり渡しなどの実務は全部つきゆびくんがやっていたので、
僕は提案立案概算みたいな頭脳労働…と言えば聞こえはいいけど事実上のそそのかししかしていません!

と思っていたらあれよあれよとのぼり企画が増えて最終的に9本になり、そのうちのいくつかは僕が提案した内容を流用したのか同様の仕様のミニのぼりを頒布していたりで、思ったより影響を与えていたのかもしれない。

Twitterでの活動の活発さを上げ、ヴイアラに言及しまくった

ヴイアラの認知度を上げていくにあたって、あれだけイーロンマスクが横暴を働いてアクティブユーザが減ろうとも、インターネットコミュニティとしては未だにTwitterが一定の影響力を持ち続けているのは変わっておらず*6

宇宙を始めとした各アイドルの投稿をいいねしたり、RTしたりといった、アカウントとしての活発さをかなり上げました。

あとアクスタを入れた写真を撮る、みたいな行動はヴイアラで初めてしました。
どころかヴイアラで初めてアクスタ買いました。

結果として、交友関係のなかで「ギコさん最近かなりヴイアラにハマってるよね」という共通認識が得られるに至り、後述のヴイアラのチラシ配布とかでも結構効いたかなと思っています。

ブログで記事を書いた

最近ヴイアライヴが面白い、あるいはヴイアライヴは今までのアイマスと比べてどのような新しい体験を我々に与えてくれるか #ヴイアラ - このIP網の片隅で

今こそ、ヴイアライヴを遊ぼう #ヴイアラ - このIP網の片隅で

第三回 #ヴイアラ 1on1イベントレポート #上水流宇宙 編 - このIP網の片隅で

第三回 #ヴイアラ 1on1イベントレポート #灯里愛夏 編 - このIP網の片隅で

今までまともに絵を描いたことのなかった人間が #ヴイアラ の配信ライブに #上水流宇宙 のデジタルのぼりを出すに至った話 - このIP網の片隅で

今からでも間に合う?速習?ヴイアライヴ - このIP網の片隅で

ヴイアライヴ1on1 2024年5月開催回 #上水流宇宙 SSS+参加レポート - このIP網の片隅で

けっこう、いやかなり書きましたね。

このブログの記事を見てもわかっていただけると思うんですけど、僕かなり理路整然としたクソ長文章を書きたくなりがちなので、とりとめがなくてもいいから文章を継続的に出力するのってかなり苦手で、それでこの本数が出てるというのはかなりハマっていることの証左だなぁ、と。

ヴイアラの有志チラシ配布をした

ヴイアラの配信ライブだったTHE LAST STATEMENT(以降TLS)のチケット販売期間に開催された大きなアイマスライブがミリ10th act-4とシャニ6th大阪だったので、そこに向けてヴィータさんが言い出しっぺとなって上水流宇宙discordの人々で文章を練ったりしたチラシが制作されたので、これの配布の実働部隊として知り合い伝いに方々で配布したり押し付け渡したりしました。

このときに前述の通りヴイアラの存在そのものの認知と、「ギコさん最近かなりヴイアラにハマってるよね」という共通認識が得られていたのはけっこう大きかったなと思います。

この頃にはアイマス名刺*7にも上水流宇宙の名前を載せていたので、アイマスライブで隣の席になった人に挨拶して名刺を渡したときにヴイアラだ、と反応してくださったかたにじゃあぜひこちらも、とチラシを渡すきっかけにできたりもしました。

最終審査での投票のお願い回り

これもまあかなり草の根というか、地道にやりましたね。

前述の共通認識が得られていたのでアイマスによる交友関係の人たちの間では「投票していただけましたか?」と聞いたときには既に投票してもらえていたことがほとんどでとてもありがたかったです。

アイマスではない関係の方面ではいくつか余地があったので、お願いしてまわったりしました。 会社のSlackのアイマス雑談チャンネルでお願いをしたり、ブループロトコルのためにバンナムIDに登録した会社の先輩に「バンナムIDあるなら投票できますよね!?」とお願いしたり。

そういった活動の結果として全員が達成率600%を超えられて本当に良かった。
ヴイアラの直接のファンコミュニティだけでは達成できたかというと正直できなかっただろうと思うので…

上水流宇宙をどのように"プロデュース"しようとしていたのか

といったような感じで対外的に見える行動をしていたわけですが、今度は対外的なものではなく、僕が宇宙に対してどうなってほしいと願っていたか、どう働きかけたか、という切り口。

といってもそんなに難しい話ではなく。

まず前提として、僕はアイマス世界におけるアイドルという職業は自己表現のためにするものだと思っています。
したがって、あらゆる活動、パフォーマンスを見るとき、僕はそれらの活動に「その人の感性、あるいはその人らしさ」がにじみ出ることを期待して見ています。

ただし、誤解のないように補足しますが、これは「その人の感性、あるいはその人らしさ」をその人自身が明文化して説明できる状態を要求しているわけではありません。

なぜならば、その人らしさ、個性、感性といったものは、たった一度のパフォーマンスだけで読み取れるものではなく、時期や状況、出演するイベントのコンセプト、パフォーマンスできる時間の長さ、イベントの観客の客層といった制約のなかで考え抜いて決めた、趣向が異なる数多のパフォーマンスが積み上がった先、それらを振り返って俯瞰したときにやっと浮かび上がるものだと思っているからです。

したがって、僕が単発のパフォーマンスを見るときには、与えられた制約と自分がやりたいことを鑑みて、イベント上求められている役割は果たしつつ、自分がやりたいことをいかに組み込んでパフォーマンスを組み上げ、構築したのか、どのような意図、理由がそれに込められたのか、といったような部分を主に気にしています*8

これまた誤解のないように補足しますが、何もそうなった経緯を理路整然と説明しろと言っているわけではなく、単に「この曲を歌ったのは私が好きだから!」だけでもよいのです。
とにかく、僕は与えられた制約の範囲内で行うと決めた表現の原点が内発的であることだけを求めます。なぜならばパフォーマンスは自己表現だと思っているので。

さて長い前置きから戻って宇宙についての話になりますが、宇宙は当初よりインターネット老人会、オタクといったようなキーワードが出ていたことから、好きな物を好きと思う感性は能動的、内発的なのだろうと思われつつも、活動始めたてで緊張しているからかあるいはそれ以外の要因からか、好きな物を好きと自信をもった主張はあまり強く出てきていないなぁ、と思っていました。

9月上中旬の時点ではパフォーマンスに対して意図をどうやって込めればいいのかわからないのかと思っていたんですが、9月度レッスン後編を見て、そのあと少し考えた結果どうやらそうではないらしい、意図を込める方法がわからないのではなく、周囲からの見られ方を気にするあまり自分の好きを主張してよいと思えていなさそうだ、との分析に至り*9

そこからはもうひたすら、褒めて自信を付ける方向というか、他の誰でもない、まさに宇宙さん、あなたが気になっているのだから、あなたのその内発的な"好き"を素直に、ストレートに出してくださいと、より宇宙に伝わりそうな表現に直しながら言い続け。
まあその辺りの一端としては2023年12月の第3回1on1のレポ読んでもらったらいいと思いますが。

それが結果として、TLS前日の決起会配信で宇宙へのメッセージが読まれ、当日のあのパフォーマンスになり。

まあ、デビューという結果を勝ち取ったわけです。

あれ、第1回四半期評価で書いたメッセージと、TLS前日の決起会配信でのメッセージが両方読まれてるってもしかして実は俺、宇宙に結構大きな影響を与えてるのでは?
と自惚れを覚えそうになってしまう。

僕にとってのヴイアラ

というわけでこの1年間を改めて振り返ってみると、ヴイアラのティザーPVで見た「視聴者全員プロデューサー」という文字列は嘘じゃなかったな、と思います。

自分がいて、宇宙、愛夏、レトラの3人がいて、自分と同様にヴイアラを好きなコミュニティがあって、勝股さんをはじめとした運営の皆さんがいて。

運営の皆さんもおおまかなルールを決めこそしていても、全てをコントロールできるわけではなく、3人や自分を含めたコミュニティの動きに応じて柔軟にルールを変えたり。

それはさながらTRPGGMのように。
というかやっぱり、まさにTRPGだったんですよね、ヴイアラは。

予め書かれたシナリオを選択肢の選択によって分岐していくコンピューターゲームではなく、
大まかな枠組みとしてのルール、シナリオの方向性は存在していつつも、GMである運営と、
候補生3人と、僕を含めたコミュニティというそれぞれ違った立場のプレイヤー間の有形無形のやりとりによって行われる、
選択肢があらかじめ用意されていない、一見するとVTuberという外見を纏った、最も自由で、最も難しいアイマス

ヴイアラを知っている幸せ者である我々が真に攻略すべき対象は3人でも、運営ですらなく。
今はまだヴイアラを知らないが、これからヴイアラを知る幸せ者*10だった、という。

一方でVTuberという側面から見ると、今活動しているVTuberの方々は、本人の意向とやる気に活動内容が過度に依存しがちな面があると思っていて、
ヴイアラはそこに対して1年間のレッスンと集大成であるTLS、そしてデビュー権を獲得できるか否かというある種のメインストーリーともいえる大きな流れを与え、
最終的に876プロ所属という形でアイマスの世界に組み込んだのは巧みだったなぁ、と思います。

このような、「VTuberにメインストーリーを与えようとする試み」に前例があったかどうか、僕はそれを判断できるほど詳しくありませんが、
レッスンの内容や投票のルールなど細かい部分は改修の余地があるにせよ、本人たちに過度に依存せずに思い出エピソードを作る試みとしては
今振り返ると割と成功していたのではないかと思うので、毎月という頻度を続けるのは難しいにしても、また何らかの形で続きがあるといいなぁ、と思っています。

総じて、とても得難い経験をした1年間だったなと思いました。楽しかった!

引き続き、2年目*11もよろしくお願いします!

*1:4~6月期

*2:ACLRとACffもやってはいたけどACLRは途中で挫折してるしACffはシミュレーションなので

*3:クソやば入れ込みオタクなので立派かどうかについては議論の余地がある

*4:歴が長い人にありがちな若くてやる気がある人を支援したがりムーブ

*5:不具合交換用予備と公式送付分を含めた数

*6:公式アカウントはそもそもTwitterにしかないし。FediverseとかBlueskyでも同じ情報を発信しろ(無茶な要求

*7:あらゆるアイマスに顔を出すので名刺の使い分けをすると種類が大変なことになるため一種類にまとめている

*8:そしてそれを読み取ることによってオタク的な意味での栄養を摂取している

*9:その辺はなんというか、宇宙が賢くて手間のかからない"良い子"と周囲から見られていただとか、ヴイアラとして活動を始める前に所属していたグループでの育成方針の話が大きく影響していそうだな、などと思いつつ

*10:元ネタはシンデレラガールズ、ヘレンさんの言

*11:もう1ヶ月半経ってるけど